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ケースサイズに対して、ラグ幅が狭いものも多く、また、その形状も細く繊細なものが多かった。
そして、もう1つ。筆者が“バウハウス的”ディテールとして、注目すべき共通の特徴だと考えているのが、ケースサイズに対してラグ幅が太いという点である。


 カラトラバが登場する以前から、腕時計は作られていた。アンティークウォッチに馴染みのある方なら、すぐに思い浮かぶだろう。当時、クッションケースやレクタンギュラーケースは、ケースに合わせた太めのラグ幅を備えるものが多く、ラウンドケースの腕時計は懐中時計をベースに、ラグを後から付けたスタイルがほとんど。ケースサイズに対して、ラグ幅が狭いものも多く、また、その形状も細く繊細なものが多かった。


 対して、カラトラバは、当時としては異例の太いラグ幅が採用された。31mmのケースに対して、ラグ幅は18mm。同年代に作られた、同じくらいのケースサイズをもつラウンドウォッチのラグ幅が、概ね12〜16mmくらいであったことを考えると、かなり太い。


5196モデルのストラップを伸ばし、パテックフィリップ スーパーコピー正面から時計を見ると、37mmのケースサイズにしては、ストラップの幅が太めであることが、分かりやすい。

 再び、5196ではどうか。5196は、直径37mmのケースに対して、ストラップの幅が21mmある。やはりこちらも、そのケースサイズにしては、ラグ幅が明らかに太い。比較的サイズの大きな時計がスタンダードになっている現代だが、たとえばケースサイズが40mmくらいの時計なら、ラグ幅は20mmくらいが標準だ。ラグ幅が20mmを超える時計というと、スポーツウォッチなどの頑丈な作りの時計がほとんどである。

 幅の広いフラットなベゼルと、ミドルケースとラグが一体となったケース、そして太いラグ幅こそ、ファーストモデルの96モデルから現行の5196モデルにまで共通して見られる、カラトラバ最大の特徴である。こうしたディテールが腕時計にもたらすメリットとは何か。
 たとえば、ミドルケースに後から別パーツのラグを溶接するのと、ミドルケースとラグを初めから一体成形した場合、どちらが丈夫であるか。いわずもがな、それは後者である。そして、ケースサイズに対してラグ幅が太い、つまり太いストラップを与えられた時計は、細いストラップのものと比べると、腕に乗せた際の安定感が増して着け心地に優れるという利点をもつ。
パテックフィリップ カラトラバ 5196J シルバー
送料無料
A品価格:13500円
S品価格:23400円
N品価格:42600円
機械 手巻き
材質名 イエローゴールド
ブレス・ストラップ ストラップ
タイプ メンズ
カラー シルバー系
シルバー
ケースサイズ 37.0mm
防水性能(公称) 2.5気圧
1932年に発表されてから、パテックの人気を担ってきたモデルを現代的なサイズでリメイクしました。
径37mm、厚さ6.8mmのケースは、オリジナルの「96」とスーパーコピー比較するとかなり大きくなりましたが、ドルフィンハンド、バーインデックスなどが完璧なバランスで配置されています。